花粉症・アレルギー性鼻炎に対するささやかな抵抗（その１）

月初めの恒例行事、横山大観の色紙を入れ替えました。3月のタイトルは『浅春』、春の到来を告げるウグイスが愛らしいですね。実物はたしか島根県の足立美術館に展示してあると思うので、機会があれば訪れてみて下さい。素晴らしい庭園に癒されること確実です！

さて、3月といえば花粉症ということで、今日はアレルギー性鼻炎について思いついたことを書きます。僕自身、京都で鍼灸の学校に通い始めた頃からかれこれ30年のお付き合いになりますが、今年はくしゃみ・鼻水ともに比較的マシなほうです。もしかすると昨年から摂りはじめた亜麻仁油（アレルギー、炎症を抑える働きをもつαリノレン酸／n-3系不飽和脂肪酸）の効果かもしれません。

※イラストは日経ヘルスVol.210『正しい油ダイエット』より

このn-3系脂肪酸（オメガ3と呼ばれる油）は、マグロやサバ、アジなど青背の魚やクルミにも多く含まれており、できればこうした食材として体内に取り入れるのが理想的です。当然、アマニ油にも多く含まれていますが、同時にn-6系脂肪酸（オメガ6：リノール酸など、アレルギーや炎症を強める作用のある油）も一定量含まれているので、摂りすぎは禁物!!　僕はサラダにかけたり、味噌汁に入れたりしていますが、1日に適量とされるティースプーン1-２杯を守るようにしています。

また、アマニ油の健康効果に関する報告では、美肌効果や髪の毛のパサつきが改善されたという例もありますので、肌の乾燥やカサつきにお悩みの方は、ぜひ試してみて下さい。だいたい3週間ほど続ければ、その効果を実感できるでしょう。なお、亜麻仁油はとても酸化しやすい『生鮮食品』なので、お買い求めの際は画像のような遮光ボトルに入ったものを選び、必ず冷蔵庫で保管して、短期間で使い切ることをお薦めします。